工事期間・作業手順などのチェックポイント



改築工事の工事期間は最初にチェックしておきたいポイントですが実際に始まると腐れなどの問題が生じたり、予定範囲を変更したりと期間を確定する事は難しいのが現状です。しかしながらある程度の想定を踏まえて工事期間を算出する事は出来ます。工事開始前は工事期間や本日の工事種別が一目で分かる工程表を提出してもらうと良いでしょう。
ここで説明した工期は、全体の工事期間についてです。が、期間が長くなればそれだけ細かく手順をチェックする必要があります。


リフォーム工事のほとんどの場合、生活しながらの工事になりますので、生活に支障のないよう進めてもらう事がストレスを最小限にできます。
例えば、トイレのリフォームの場合は、1日でトイレが使えるように段取りしなくてはいけません。浴室やキッチンなども使用できなくなる期間をなるべく短くするような手順で工事を行ってもらいましょう。


各室内が絡んでくる工事の場合は、荷物の移動等の組み合せも考えなくてはいけません。業者側の予定する作業順番と住んでいる施主側の作業してほしい順番は必ずしも一致しませんので工事前に綿密に打ち合わせをしましょう。


さらに近年は設備機器や建築の仕上げ材に至るまで施主支給品が増えてまいりましたので、商品を購入するタイミングも十分に考慮しておきましょう。
予め購入予定の店舗と商品の到着予定日を決めておくのも良いと思います。
工事期間や工程をすべて業者にお任せするより積極的に参加して両者間で取り決めしたほうが生活に支障をきたす部分を少なくする事ができます。


リフォームが始まって、工事期間中の大事なチェックポイントは、図面では確認できない詳細な部分です。施工側で把握できてない場合、要望と違った造りになってしまいますので、できれば毎日チェックする事をお勧めします。家はすべて人の手によって造られます。職人さんとのコミュニケーションも良い家造りの大事なポイントです。