2026.06.10
カテゴリ:現場記録
帰りを待つ家【恩納村】
海に近い家は、潮風と湿気とともに生きてきた。
入院中のお母さんが戻る前に、
少しでも気持ちよく過ごせるようにと始まった工事。

庭に並ぶ見事な盆栽は、
施主さまが長い時間をかけて育ててきた小さな世界。
その姿は、湿気で傷んだ家を直す姿勢にも重なる。
湿気で弱った床下は手強かったけれど、
気さくな施主さまとの会話が現場を軽くしてくれた。
朽ちた束を交換し、床を整えると、
窓からの光がまた優しく部屋を満たしていく。

お母さんが帰ってくる前に、きれいにしてあげたいという
施主さまの想いが、
これからの暮らしをそっと支える優しい土台になることでしょう。
【 建築プランナー 波平 涼 】