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住宅の基本的な収まり(プロの裏技)

収まりとは、材料と材料が絡み合う場所での仕上がり具合や基礎とコンクリート壁ブロック壁が相互に絡みあう場所の仕上がり具合など、丁度いい具合に仕上がっている場所は「収まりが良い」と言う感じで使います。


建物の収まりは基礎から屋根にいたるまでさまざまな場所で考えなくてはいけない要素です。ここで説明する収まりは一般的によく目にする建物の内部に関する収まりです。日曜大工をされる方は参考になるかと思います。


例えば、床の張り替えをする場合、壁際に床と壁を見切る幅木をいう物が付いてます。(例外を除く)その幅木は床を壁の接合部の隙間を隠して綺麗な収まりになるよう取り付けてある物です。


ですから床板を交換する場合はその幅木を一旦取り外し、張り替えた後、再度取り付けて綺麗な収まりにします。新築当初の施工方法によっては幅木に溝を付けその中に壁材を差し込んでいる事もあるので幅木を取り外す事はできません。その様な場合は幅木の横に新たに小さ目の幅木を取り付け2段の幅木にすると良いでしょう。


個々の住宅の内装仕様にもよりますが、家の中を見渡せば材質の違う同士が絡みあう場所では必ず見切り材と言うものが取り付けて有ります。
リフォームの場合必ずしもその見切り材を取り外して再利用できるとは限りませんので工事範囲を予算内の最小限に抑えるために現状の見切りの上から、さらに見切り材を被せて施工します。そうする事でリフォーム範囲を広げずに済み、予算や工事期間も抑える事ができます。