古民家の総合リフォーム
うるま市のM様邸、平屋建ての古い家を全面的にリフォーム
沖縄独特の赤瓦の屋根から軽くてスッキリとしたコロニアル屋根へ葺き替えし内、外部共に大幅リフォーム。シロアリ被害でダメになった柱や梁などを新しく交換し、火打ち梁で補強した後、外装の仕上げや内部の仕上げに取り掛かります。
解体前の家の中や外廻りの様子です。長年、空き家だったと言う事で廃墟同然の感じです。アルミサッシの隙間にも雑草が入り込んで開閉が全くできない状態なので周辺の雑草撤去から始めなければなりません。
撤去工事の開始。周辺ブロックや屋根の瓦など、外回りの要らない部分を撤去します。
撤去終了後はシロアリの被害にあった柱や梁を交換し、屋根の工事に取り掛かります。雨仕舞(雨による内部への水の侵入を防ぐ)工事が完了しました。
交換した柱や梁です。梁より柱が上に伸びる施工方法で造ってあったので取り替えには手間や時間がかかりました。一番大きな柱には柴微鸞駕(しびらんか)を取り付け。
いよいよ内部の床の大引きを交換しフローリング貼りのスタートです。床材には分厚い杉板のフローリングを採用。
完成した室内の様子です。柱や床、造作材などオール杉材仕様で床には自然塗料を塗布。身体に優しいフローリングです。システムキッチンは施主様が購入された商品を弊社にて設置。
浴室と洗面室の床をフラットにし段差を解消。
浴室にはユニットバスを採用してありますので周辺部へ水漏れが発生することはありません。洗面化粧台は施主様の支給品で設置工事のみ弊社にて行っております。
古民家再生の完成です。建物横に駐車スペースを設け、車2台分を確保。以前の建物と比べると新築のようになりました。当初は3か月の完成予定でしたが予想以上にシロアリ被害が多く、柱類の交換作業で日程が延長。約4か月の完成となりました。
屋根の最上段に空気を自然換気するための換気塔を設置、夏場の厚さ、湿気対策です。