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フロアー材、フローリングの張り替え方
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初めに準備する物
- ご自身で床を張り替えてみたいという方の為に、一般的なフロアー材での床張りを公開します。
講座では電動工具やコンプレッサー工具等を使用していますが全ての作業は時間は掛かりますが手道具だけでも可能です。
またリフォームや修繕工事の場合、壊してみなければ分からない部分が多々あります。床の場合大引きや根太の取替が必要になった場合はプロにお任せするか相談しましょう。趣味で日曜大工などをなさる方はすでにお持ちの道具もあると思いますが、床張りで最低限必要な道具を下記に記載します。
左から、「手鋸・ゴムハンマー・平バール・玄翁・鑿・釘締め・電気マルノコ際切り用・フロアー釘打ち機・コンプレッサー・エアーホース」
エアー工具、電動工具類はなくても施工できます。(時間はかかります)
床を剥がす時のポイント
- 床を剥がす時は、まず幅木(壁についた薄い板)を取り外しますこの時壁との間にカーターで切り込みを入れると奇麗に取り外しが出来ます。最後に再利用しますので傷をつけないように丁寧に扱って下さい。
- 幅木を外し終わったら次に床材を撤去していきます。
丸鋸(電気ノコギリ)で部屋の中心付近の床材に切り込みを入れます。そうすると比較的簡単に床を剥がすことができます。
床材の厚みは12mm~15mmが使われてる事が多いので丸鋸の刃の出具合を16mm程度に合わせてカットすれば下の根太材を傷つける事が少なくて済みます。
ボンドが付いている場合がありますが根気よく剥がしていきましょう。
骨組みだけを残し全て取り除きます。根太に残った釘なども抜いておきましょう。ボンド付けの場合は床の一部が根太にへばり付いていますのでノミを使ってなるべく平になるまで削りとります。また根太に腐食や腐れなどがある場合はこの時点で取り替え補修しましょう。根太を用意する際は現状のサイズ(厚さ)で材木屋さん、あるいはホームセンターで削ってもらいましょう。最後に必ず床下を掃除して下さい。木クズなどそのままにしておくとシロアリなど害虫の餌になってしまう恐れがあります。
床張り方法
- 初めに床を貼り出す場合、距離が長いほうから貼っていきます。以前に施工した大工さんが基準となる墨を打ってあると思いますのでそれを基準に同じ場所から張りだしてください。
ない場合は、その部屋の両端で寸法をだして床が一直線に貼れるよう基準線をだし、貼っていきます。
貼りだしが肝心なので初めの一列目を真っ直ぐに張るためにも慎重に行ってください。そうすれば最後まで問題なく張れます。
ジョイント部分は画像にあるように必ず根太の上で繋ぐように合わせて床を切断しましょう。次の列を張る場合は3尺(910mm)ずらして張ります。強度的な問題もありますので、必ず交互にずらして下さい。
根太がずれる場合は写真の様に根太を一本足して下さい。
釘の打ち方は雄ザネから打ち込みます。ここではコンプレッサーと釘打ち機を使用してますが、手打ちで施工する場合は、フロアー用釘を斜め45度位で金槌を使って打っていきます。写真は1センチほど釘が飛び出ていますが、3ミリから5ミリ程度まで打ち込みます。最後は釘締めを使って打ちこみます。
手打ち用の38㎜フロアー釘、金物屋さんかホームセンターなどから入手して下さい。
床張りで注意する事
- 建物は真四角な部屋ばかりではないので貼り進めていくうちに、難所へぶつかる事があります。そのような時は、最初に難しい場所から貼り、それから左右に貼り分ける様にすれば簡単に突破する事が出来ます。写真は丁度、間仕切の柱部分に差しかかった所です。端から順番にではなく柱のある真ん中から先に貼るようにします。このように難所に差し掛かった場合は楽に貼れる方は後回しにします。
床張り完成
- 最後に貼り終わりの床は、幅木で隠れる場所に釘を打ち込みます。
打てない場合は床表面から打ち込み、市販の床補修材で穴を埋めます。
全て張り終わったら、最初に外した幅木をとりつけて完成です。幅木は木工ボンドをつけて仮釘打ちして下さい、乾いたら仮釘を抜きます。ワンポイント・床表面をワックスがけをするとキズが付きにくいです。
基本的な床組みの構造
- 日曜大工で、知っておけば役立つ床の構造です。
沖縄県はコンクリート造りやブロック構造が多いので写真の様な床組み構造になっています。左写真から束石を置きその上に束を立てます。束の上に角材の大引きを乗せ、更にその上に根太を転がして床組みの完成です。後は根太と直角になるように床材を貼っていきます。